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セブン銀行でキャッシュカードなしでも現金引き出し可能に『平成29年3月27日提供開始』

セブン銀行とじぶん銀行は3月27日より、カードレスでATMから出入金が可能な「スマホATM」のサービスを全国で展開します。

キャッシュカードが無くてもATM取引が可能な時代に

スマートフォンを使用することで、『キャッシュカード』が必要なくなる仕組みとなっている。これからの時代、キャッシュカードの存在がなくなる日もくるかもしれない。

使用方法だが、「じぶん銀行ユーザー」はアプリを起動し、「スマホATM」のメニューを選ぶ。セブン銀行ATMの画面に表示されるQRコードをアプリから読み取り、企業番号(じぶん銀行は「8333」)と暗証番号をATMに入力すると、現金を受け取ることができる。手数料はじぶん銀行のランクにより異なるが、キャッシュカードありの場合と同じ設定で、スマホATM利用料の上乗せはない仕組みとなっている。

「じぶん銀行は設立以来、『手のひらの上の銀行』をテーマにサービスを注力してきた。現時点では、じぶん銀行のみがすべての取引をスマホで完結させられる。スマホATMは、カードレスの流れを実現するもの。生活インフラとして完璧なネットワークがあるセブン銀行とモバイルをコアにしたじぶん銀行で、今後もフィンテック、人工知能、IOTなどいろんなことにチャレンジしていきたい」と語った。(じぶん銀行代表取締役社長 鶴我明憲氏)

なぜQRコードでの認証なのか

スマホATMサービスの特徴は、「誰でも簡単に使える」という点にある。例えば新しいスマートフォンアプリが登場したときに、iOSにのみ対応(若しくは逆)という場合があるが、スマホATMはiOS・Androidどちらにも対応している。また、現行の「じぶん銀行アプリ」の新機能としてアップデートされるため、新たにスマホATM専用のアプリをダウンロードする必要もない。

ATMに表示されたORコードをスマートフォンで読み取る形式も、ユーザビリティを意識したものだ。ブルートゥースによる通信など様々な選択肢がある中で、あえてカメラという”レガシーな機能”(じぶん銀行談)を採用したのは、カメラが老若男女誰もが日常的に使用している機能だからだ。

くわえて、QRコードをスマートフォンで読み取るシステムは、サービス提供側にとってもメリットが大きい。非接触インターフェイスや指紋などの生体認証、QRコードをスマートフォンで生成しATMに読み取りさせる方式を導入するには、ATMに認証装置を設置する等、ハード面の改修が必要となる。全国に2万3,000台以上あるセブン銀行ATMをすべて改修するには、コストも時間もかかる。一方、スマホATMのシステムの場合、ソフトの改修のみでハードの改修は不要。既存のインフラを最大限に活用できる。

まとめ

ハード面含め、最小限度のコストでここまでのサービスを充実させた『セブン銀行』については、驚かされることがたくさんあった。実際に今後どのような戦略が展開されていくか期待したい所である。また他社の銀行も同じようにサービスを展開していくことになれば、キャッシュレスの時代の到来になる可能も考えられる。

 

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