BUFFALO バッファローといえば、無線ルーターや外付けHDDなどのイメージが強い人も多いのではないでしょうか。そんな「バッファロー」製品の無線ルーターですが、用途により色々な種類があり初心者が1から勉強して選ぶには少し敷居が高いと思います。
そんな無線ルーターですが家電量販店などで、筆者が聞き込み調査を実施したところ約半数程度の販売員は、パッケージの説明内容をそっくり説明するのみで、詳しい機能や用途の違いを理解出来ていないと感じました。
BUFFALO バッファロー製の無線ルーター 用途の違い
無線ルーターを選ぶにあたり、1番最初に確認すべき事項について
- 契約回線の最大速度はいくつなのか?
- 無線ルーターを設置する建物の作りについて(木造・鉄筋など)
- 建物の大きさは?
上記の3項目をまず初めに押さえておきましょう。
1.契約回線の最大速度はいくつなのか?
バッファローの製品ページを確認すると下記のような記述があります。
無線ルーターには、対応する周波数帯が存在します。基本、無線機器に関しては電波と呼ばれる電磁波を利用した通信を行っています。無線ルーターに関しては、2.4GHz帯及び5GHz帯の2つ帯域が使用されています。
詳しくは過去記事を参照(記事の最後に記載)
2017年度版 無線技術者がオススメするWi-Fiルーターとは
この周波数帯毎に最大通信速度が機器ごとに決まっています。そこで問題となるのが、契約回線の通信速度より高速な無線ルーターを購入したとしても、契約回線の通信速度より早くなることはありません。(あくまで、ルーターより上位のネットワーク通信の場合)
無線ルーターに接続されている機器同士の場合は、契約回線の速度は関係ありませんがネットワーク対応のHDDなどを使用しない環境化では無理して通信速度の速いルーターを購入する必要はありません。
2.無線ルーターを設置する建物の作りについて(木造・鉄筋など)
建物の作りによっては、電波が届きにくい環境が存在します。一般的に鉄筋などの素材や水槽付近など電波を吸収しやすい環境化ではあまり無線ルーターはオススメ出来ません。床の上に無線LANルータを置いている場合、シグナルが弱いと思っても無理はない。無線LANのシグナルには下方向、横方向に飛ぶという特性がある。床に置いていると、室内全体にシグナルが行き渡るのは難しい。無線LANルータは高い所に置いておくのが好ましく、「少なくとも地上1.5~2メートルが望ましい」これを考えると、2階建ての家の1階に無線LANルータを設置し、2階でメインに利用する場合、シグナルが弱いのは当たり前と言える。無線LAN中継機の導入を考えてもよいかもしれない。
3.建物の大きさは?
建物の大きさによって、無線ルーターのアンテナ利得を考える必要があります。ここで1つ押さえておくべきポイントとして電波法上の規制になりますが、無線ルーターは1W以下の出力にする事と決まりがあります。実際は、10mW出力が日本で売られている無線ルーターの最大出力となっています。
そのため、出力はどの製品も同じとなりますが、アンテナの形状の違いや本数の違いにより、送受信感度を高める技術が存在します。複数のアンテナを使用する技術がMIMO(multiple-input and multiple-output、マイモ)と呼ばれています。
BUFFALOのホームページを確認すると、仕様>無線LANインターフェース部に記載があります。
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