パソコン・スマホで見かけることが多い単語で「キャッシュ」と呼ばれる存在があります。最近では、ゲームアプリなどのログイン画面で「キャッシュの削除」と記載されたボタンを標準搭載してあるゲームもあるほど有名になってきました。
しかし、肝心の「キャッシュ」の意味を知らないで押している人がたくさんいます。何でも削除すれば良いって事ではないので、当サイトを参考に理解していただければ幸いです。
一時的に、RAMと呼ばれる記憶領域に、1度開いたサイトの構成情報「画像や文章など」を記憶します。この記憶する工程で一時保存されたデータをキャッシュと呼ばれます。
キャッシュに保存された構成情報は、2回目以降のサイト表示などに使用されるため、次回表示が速くなりまた、同じデータを何度も読み込む必要が無いためパケット通信費の削減にもつながります。
RAMとは「ランダム・アクセス・メモリ」の略。書換可能な記憶領域で、容量が多いほど様々なデータ処理を一度に行えるようになります。わかりやすく説明すると「作業台の大きさ」で表現することが出来ます。作業台が大きい方が資料やノート、道具などを出しっ放しにできますよね。逆に作業台が小さいと資料やノートなどを何度も出し入れしなくてはなりません。
スマホでは、単純に「メモリー」と表記されている場合もあります。
なぜキャッシュを定期的に削除するのか?
キャッシュは、1度開いたページの読み込み速度を改善しパケット通信料の削減と聞けば、削除しない方が良いのでは?と考えると思います。しかし、世の中うまい話しには必ず裏があります。
豆知識で記載した「RAM」には容量制限があります。一般的にスマートフォンでは2G(2ギガ)程度。パソコンでは4G~16G程度と幅があります。この容量がキャッシュでいっぱいになると作業効率が悪くなります。そのため定期的に整理(削除)する必要があります。
本来、「キャッシュ」とは一定期間経過すると自動で削除されます。しかし四六時中、スマホ・パソコンを操作するような状況下では、一定期間が経過する前にキャッシュが容量いっぱいになります。そこで、手動整理する必要が出てきます。
RAMに記憶されるのは「キャッシュ」以外にもたくさんあります。主に、実行中のアプリケーションがほとんどです。基本的に、パソコンもスマホも同じですが、「HDDやSSD」と呼ばれる記憶部分と「メモリー」と呼ばれる記憶領域があります。この2種類の記憶領域には決定的に違う部分があります。それは、読み込み速度の違いが挙げられます。「メモリー」は容量が小さいけれども、読み込み速度が速いのが特徴です。「HDDやSSD」は容量が大きい代わりに読み込み速度がメモリーの10倍から100倍遅いと言われています。そのため、レスポンスの良い「メモリー」に実行中のソフトや読み込み速度を改善するためのキャッシュを保存することに使用しています。
キャッシュはどうやって削除するのか?
マニアックな消し方を説明しても、初心者は理解するのが難しいと思うので、今回はアプリを使用して削除する方法を説明します。
Androidの場合
Androidストアで「キャッシュ削除」と検索すると色々な種類のキャッシュ削除用アプリが見つかります。
これらソフトを使用することで1タッチで削除を実行できます。
iPhoneの場合
仕組み上キャッシュを消せないアプリもありますが、消せるものだとアプリの中の設定から消すことができます。ウェブ上の掲示板やSNS、動画サイトなどを見るアプリには、キャッシュを消せる機能が大半あるようです。
このようにキャッシュを削除することで快適にスマートフォンを使用することが出来るようになります。次回以降は、メモリー領域を節約して使用する方法について記事をまとめたいと思うので、今度とも「シロンの裏日記」をよろしくお願いします。
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