コロナウィルスによる自宅待機の人口が増えたのを受け、動画ストリーミングの帯域使用量が増えたため約1か月程度の期間で、デフォルト画質が「標準画質」での再生になるようだ。この標準画質とは、480pサイズをさしていて、いわゆるSD画質(Standard Definition Video)の事で日本語では、標準解像度ビデオとなります。
Googleの広報担当者からは、「システムへの負荷を最小限に抑えるための処置」とのことで、手動での高画質に切り替えることはできますとのアナウンスとなっているので、是非違和感を感じた場合は、デフォルト設定を変えてみましょう。
YouTubeのデフォルト設定とは
動画再生画面の右下から画質選択が出来ます。ここが「自動」になっていると自動的に画質が「480p」になり再生されます。この規制前の通常時では、1080pが基本標準でフルハイビジョン画質で見ていた人が多いのではないでしょうか?
画質を上げる方法はないの?
高画質なYouTube画質に目が肥えてしまっている人であれば、画質が下がるとかなり気になると思います。そんなときは、デフォルト設定の「自動」選択を1080p位の画質を選択してみましょう。
あまり画質を上げすぎると、ネットワークの回線が遅いと止まってしまったりスマートフォンなどで視聴している場合、すぐにパケット上限に達してしまうなんてこともありますので、そこは十分注意しておく事をオススメします。
YouTubeの画質を上げた時のパケット量の目安
1080p画質の場合の通信料は、以下の表のとおりです。
視聴時間 | データ消費量 |
10分 | 350MB |
1時間 | 2100MB(2.1GB) |
2時間 | 4200MB(4.2GB) |
5時間 | 10500MB(10GB) |
10時間 | 21000MB(21GB) |
毎日「30分」視聴した場合 | 月間 30GB |
毎日「1時間」視聴した場合 | 月間 61.5GB |
毎日「2時間」視聴した場合 | 月間 123.1GB |
ここら辺を目安に、Wi-Fi環境以外では、YouTube推奨の480pでも十分かもしれませんね。
YouTube以外にも制限がありそうなサービス
ヨーロッパでは、Netflixが約1か月間既に画質制限の実施がされています。その他、Amazonも同様にヨーロッパ地域でのストリーミング再生の画質を落としているそうです。この影響で、近いうちにアジア圏でも画質制限が始まる可能性は大いにあります。
今回、1か月程度の試験実施となっている取り組みですが、コロナウィルスの影響が鈍化しない限り、制限の延長やさらなる規制も今後あるかもしれませんね。
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