遠隔操作やリモート操作を調べると、ipadやiPhoneでパソコンをリモート操作する方法は、たくさんあります。ですが逆の方法は情報が少なく、筆者が親にipadを持たせて遠隔操作でビデオ通話やメンテナンスしたい人などの要望は、中々ヒットしなかったので紹介したいと思います。
目次
iphoneやipadを遠隔操作するメリット
自宅のパソコンや会社のPCを遠隔操作するメリットはたくさん思いつくと思います。リモートワークに代表される在宅ワークなど最近では、身近になってきました。
ですが!今回やりたいことは、ipadやiphone、またはAndroid端末を離れたところから遠隔操作を行いたいので、皆さんが想像していることと、真逆の方法となります。
では、このipadなどの遠隔操作になんのメリットがあるのか
遠隔操作のメリット
- 操作が不慣れな親にipadを持たせる場合
OSのバージョンUPなどやアプリの追加・削除を遠隔でサポート出来る。 - 操作不慣れな、親や子供とのビデオ通話(遠隔で自動応答させる)目的
- 監視カメラ用として使用(facetimeなどの自動応答が有効的)
他にもメリットがありますが、筆者としては遠隔でipadなどのメンテナンスが出来ることに大きなメリットを感じました。毎回、電話で操作方法を説明していましたが、やはり年配になると伝えても操作が出来ない。理解できないことはたくさんあるため、非常に時間がかかっていました。
ipadなどを遠隔操作するための絶対条件
遠隔操作される側の端末、ipadやiPhoneがインターネットに接続されていること。これが絶対条件となります。
当たり前のことなんですけどねインターネットに接続されていれば、Wi-Fi環境でもデータSIMなどの格安回線を使用しても構いません。
その代わり、ビデオ通話目的で親に渡す場合、回線速度は、10Mbps以上の回線速度は確保したいところです。これより遅くなると映像が荒くなったり、遅延や最悪回線が繋がらない状態となる可能性が考えられるためです。
遠隔操作する方法パターン①
ビデオ通話目的で使用する、又は監視カメラ目的で遠隔操作したい場合。
この場合はApple製品同士であれば、簡単に実現することができます。例えば、iPhone対iPhone、またはipadなどであればFaceTimeを使用することで簡単に行うことが出来ます。
NGパターン Android対iPhoneやipadなどではスムーズな遠隔操作(ビデオ通話目的に限る)は簡単にはできません。
Apple製品同士では、どうして簡単にビデオ通話を遠隔操作できるのか!?について紹介していきます。
答えは、簡単です。Apple製品には、デフォルトでインストールされているfacetimeを活用することで、自動応答設定が使えるからです。

このようなアイコンを見たことはありませんか?もしiPhoneなどを使用していて、このアイコンが見当たらない場合、appleストアなどより無料インストールすることにより使用可能となります。
使い方及び設定
〇ipadやiPhoneなどのIOS11以上を搭載した端末2台が必要となります。
〇インターネットが接続されていること前提です。
〇それぞれ異なる AppleIDの設定が必要。同一IDの場合は、別のappleIDを用意して再設定してください。
FaceTimeを着信時に自動応答したい端末を設定します。
大まかな設定手順は、以下の通りになります。
- 「設定」⇒「アクセシビリティ」
- 「タッチ」⇒「通話オーディオルーテング」
- 「自動で電話に出る」をONにする。
赤枠の手順通り、タップで開いていきます。

「タッチ」画面を開いたら、一番下の項目までスライドさせて、「通話オーディオルーティング」をタップ
「自動で電話に出る」をタップで開くと、何秒後に自動応答するかが設定できます。上記では3秒後に自動応答設定となってますが、即時応答したい場合、0秒設定も可能となっています。
自動応答の設定は、これで完了となりますが、全ての着信を自動応答してしまうので特定の人のみ着信する様に設定していきましょう!
おやすみモードを活用
おやすみモードを使用することで、登録済みの連絡先以外からの着信を拒否することが出来ます。必ず設定するようにしまししょう!設定を忘れると、AppleIDを知っている人からの着信がすべて応答してしまうので予期せぬ接続防止を徹底しましょう。
大まかな設定手順は、以下の通りになります。
- 「設定」⇒「おやすみモード」
- 「着信を許可」⇒「すべての連絡先」
「着信を許可」画面では、グループを作成することで連絡先の中でも「特定のグループ着信のみ」を許可することも可能となります。
遠隔操作する方法パターン②
アプリを利用した遠隔操作方法。あくまでフルコントロールは出来ないため、サポート用としての活用しかできないので、注意が必要です。
オススメアプリ「TeamViewer」
リモートサポートが目的のアプリとなっています。iPhoneやipadなどの画面を共有することが出来るので、電話先の相手がどの画面で困っているのかを共有しながら問題解決するような使い方となります。
注意点として、画面共有前に接続IDが必要となります。ある程度の操作が出来る人向けとなるので高齢者などのスマホの操作が不慣れな人には、不向きとなります。
結論
現状、iPhoneやipadをフルコントロールすることは不可能となっています。そのため、一部機能の通話の自動応答などを活用した利用方法を想定して使うしかありません。また、画面共有に関しても接続IDなどお互いに必要となるため、事前の準備を含め設定が必要となります。
古くなったiPhoneなどを監視カメラ変わりに使用するか、操作が不慣れな親とのビデオ通話用に端末を渡すような使い方がオススメとなります。
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