スマホやパソコン画面を大画面に映したいとき、そんな場合たいていの人は有線にてHDMIなどの映像ケーブルを用いてテレビなどに映像を映すと思います。
もうそんな面倒なことはしなくても、Miracast(ミラキャスト)とは何なのか!?またいくつかの条件を理解することでWi-Fiを使用した映像無線化が可能になるので手軽に大画面に映す事が可能になります。
“Miracast”はWi-Fi Allianceが策定した規格で、Wi-Fi接続により1対1で簡単に画像や映像を転送(ミラーリング)する通信技術です。“Miracast”に対応した環境であれば、スマートフォンやタブレット、パソコンなどの画面に映し出された各種コンテンツを無線通信によって転送し、そのまま大型テレビなどで再生することができます。
Miracast(ミラキャスト)を使用できる環境とは?
- モニター機器(テレビやプロジェクターなど)にMiracastが受信できる環境であること。
※Miracast用の受信器(5000円位)を用意すれば、HDMI端子があれば使用可能。 - 送信機器(スマホやノートパソコン)にMiracast環境が搭載されていること。
1に関しては、予算があれば簡単に用意できると思います。Miracast用レシーバー等で検索するとたくさん出てきます。しかし、2の条件に関しては、色々と条件があるため注意が必要です。しかし、最近のスマートフォン(2年以内)やWindows8以降のWi-Fi内臓パソコンであれば、ほとんどの場合、条件をクリアしているはずです。※Apple製品に関しては、独自の無線伝送技術があるためMiracastは対応してません。か
Miracast対応確認方法
Windows編
まず一点目として、Miracastと項目が表示されるわけではありません。
デバイスの追加画面より、「デバイスを検索」することにより、受信機が検索表示に出てくれば対応しています。詳しい内容を記載すると、2点ほど調べる必要があります。
- 「ディスプレイ アダプター 」のサポート条件を確認
Windows Display Driver Model (WDDM) 1.3 をサポートしていること。 - 「Wi-Fi アダプター」のサポート条件を確認
(NDIS 6.3 対応)をサポートしていること。
基本、Wi-Fi内臓のWindows10であれば上記は調べる必要ありません。しかし、Miracastの規格が標準化が進んだ時のPCの場合に非対応の場合があります。主にWindows8を使用者の場合サポート状態を調べ、低いVerの場合はアップデート等が必要になる可能性があります。
andoroid編
確認する必要がある項目として、OSのVerが「andoroid 4.0以上」が第一条件となります。次に、各製造メーカーにより接続方法及び名称が変わってくるので一概にこの手順とは書ききれませんので、基本的な接続手順を記載いたします。
- 設定画面を開く
- 接続設定を選択
- スクリーンミラーリングを選択
※ここの名前は各メーカにより違います。マルチスクリーンなどの名称の場合もあります。 - Miracast受信機の検索(ON-OFFをONにすると検索かかるタイプなどもあります)
受信機が見つかれば、選択することで接続が可能となります。
- 会議などでプロジェクターにMiracast受信機を取付け、タブレット等と接続しプレゼン
- カーナビの外部端子(HDMI端子)にMiracast受信機を取付け、スマホ画面の表示やGoogleMAPの表示
- テレビ等に出力しスマートフォン等で大画面で操作する
色々な使い方が出来ます。また近年Miracast標準搭載のテレビなどが数多く売られています。そういう製品を持っている場合は受信機は必要ありませんが、Miracastの受信機を購入することにより誰でも手軽に使用することが出来ます。
余談ですが、Miracast受信機はかなり小型なのでカバンなどに入れて簡単に持ち運びが可能です。
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