タブレット端末やスマートフォンの充電の口(ポート)が変化しているのはご存知でしょうか!?
タイトルにも書きましたが、充電ポートが「USB Type-C」に変わりつつあります。

特徴
〇USB Type-Cは、裏表が無くリバーシブル形状
〇従来のUSB端子よりも多くの電流(A:アンペア)を給電できるようになる。
〇マイクロUSBと同等サイズのコンパクトデザイン
〇電源供給も映像出力も1本のケーブルで可能
このようにUSBも着実に進化しています。
USB Type-Cの規格について
規格を覚える上で押さえておくポイント
①1.5A/5V給電タイプ(インピーダンス:22kΩ)
②3.0A/5V給電タイプ(インピーダンス:10kΩ)
③Type-Cを変換した場合(インピーダンス:56kΩ)
この3パターンが主な規格となります。
さて、この3パターンには電圧・電流値以外に重要なポイントがあります。
括弧書きのインピーダンスがケーブルを使用する上で一番重要となります。
さて・・・なぜインピーダンスが重要なのか?
残念な話になりますが、規格値を無視したケーブルがネット上の通販で出回っているためです。
皆さんも中学校で勉強したと思いますが、規格外の抵抗値(インピーダンス)のケーブルを使用すると、電気的特性の話になるので多少難しい話になりますが、抵抗値が高ければ、電流(アンペア)は流れにくくなり、逆に抵抗値が低くなると電流(アンペア)は流れやすくなります。
そのため、規格外の「ケーブル」又は「規格外の変換」を使用した事が原因で、大切な機器を損傷させる可能性があるためです。
このような状況を起こさない為の対策
〇充電時に流れている電流(アンペア)及び電圧値を把握する。
どうやって把握するのか?と疑問に思う人もいると思います。
グーグルの検索などで「USB typeC 電圧チェッカー」などと検索すると、1000円程度でチェッカーが売っているので1個は持っていたほうが便利だと思います。
値を把握することで、規格外のケーブルによる機器の損傷を防ぐことができる上に、充電が遅い原因などの探索にも使用できます。
Type-Cと相性の悪い規格
当ブログでも記事の内容で紹介しました「Quick Charge」ですが、ケーブルが破壊される場合があるとの報告があります。
この動画によると、「ICチップを使用したUSB Type-CケーブルでQuick Chargeを使うと、ICチップが焼き切れる」との内容になってます。
以下の条件では充電をしないように注意しましょう。
・Quick Chargeに対応したUSB Type-Cのスマートフォン
・Quick Chargeに対応したUSB Type-CのACアダプタ
・USB 3.1に対応したC to Cケーブル
色々と注意点を書きましたが、要点さえ押さえて使用すれば大変優秀な規格となっているので、今後の動向に注目して行きたいと思います。
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