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サムスン遂に「Galaxy Note 7」発熱原因を究明か!?1月23日に説明会予定

2016年に発熱や発火などで話題沸騰となった「Galaxy Note 7」の原因について、サムスンが遂に説明会を1月23日に予定しているとの情報が入りました。

「Galaxy Note 7」これまでの経緯

2016年8月19日に発売された直後から、本体の発熱による発火発事故が相次ぎました。サムスンは9月2日に全世界での出荷と販売を停止。それまでに販売された台数は約250万台、事故を起こした件数は35件。また発火の原因は内蔵バッテリーにあったとの見解を明らかにしました。

サムスンの発表を受けて、各国の関連機関や航空会社が航空機内でのGalaxy Note 7の利用や充電の制限、または禁止を発表。日本では発売されていないにも関わらず、国土交通省が9月9日に日本国内の航空機での使用制限を各航空会社に求めるという、異例の事態を引き起こしていました。

発熱発火原因を究明したかに見えたが・・・

一方、ファームウェアアップデートが提供され、バッテリー問題の無い製品はバッテリーインジケーターが緑色で表示されるようになりました。不具合品はバッテリーを充電しても最大60%までしか充電できない制限がかけられました。これにより不具合品は過充電などによる発火を未然に防止することが可能となり、安全品はバッテリー表示の色を見るだけで一目瞭然となるような対策が取られましたが

ところが10月4日にサウスウェスト航空機の機内でGalaxy Note 7の発火事故が発生。これはAT&Tで9月21日に交換した対策品とされており、サムスンが問題なしとして提供している製品でした。

これを受けてアメリカの各キャリアはGalaxy Note 7の販売を相次いで停止。またサムスンもすぐに「供給量の調整を行う」と事実上の生産中止を発表。そして今回の「生産、販売、対策品への交換プログラムの中止、全てのGalaxy Note 7の利用停止要請」の発表となりました。

原因は一体なにか?

サムスンは1月23日にGalaxy Note7の発火原因についての公式なプレス発表を行ない、外部企業3社(UL、Exponent、TUV Rheinland)との共同調査の結果、発火の原因がバッテリーの設計と製造工程にあることが明らかになったことを発表しました。

原因1 バッテリーケースが小さすぎた

バッテリーケースが小さすぎた事により、(±)極の絶縁シートが変形。本来あるべき位置に配置されず、これらが発熱と発火につながった。

原因2 製造工程の欠陥により、接触に不具合

(+)極周囲の溶接に問題がり、絶縁テープとセパレーターを貫通していた。それにより、(+)極のと(−)極がショートしてしまった。さらに、絶縁テープを入れ忘れたバッテリーが複数台発見されています。

再発防止の取組み

会見にて、サムスンの無線事業部長である高東真(コ・ドンジン)は、顧客および携帯電話事業者や販売事業者をはじめとするビジネスパートナーに対して謝罪をしました。そして再発防止の取組みのひとつとして、外部の学者や専門家からなる「Battery Advisory Group」を設立。

試験項目及び設計基準の強化

  • 耐久性試験
  • 目視検査
  • X線検査
  • 分解試験
  • OCT試験
  • 充放電試験
  • TVOC試験
  • 加速試験を加えた製品試験
  • 「8-Point Battery Safety Check」

以上の9項目を新たに試験項目を追加する見通しとなっており、より安全な電池を作るためソフトウェア及びハードウェアともに新たな設計基準を儲ける安全対策「Multi-layer Safety Measures」など実施していく予定です。

 

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