夏マスクでは、現在スポーツメーカーのミズノが販売している、マウスカバーが大人気で一強状態が続いている。そんな中、アパレル業界最大手のユニクロからマスクとしては、新素材のエアリズム(AIRism)素材の機能性マスクが6月19日に販売されることが発表された。
目次
エアリズムマスクの魅力とは
ユニクロが満を期して発売するエアリズムマスクは、独自の3層構造に魅力があるようだ。この3層構造マスクは、「マスクの付け心地」「マスクの防御性能」「洗濯可能なこと」を重点的に考え抜き、作られたマスクとなっている。

上記の構造を見ると、直接肌に触れる部分の素材が、以前よりTシャツなどの着心地を最大限に高めているエアリズム素材を採用していることがわかる。
このエアリズム、実は以前よりユニクロの自身が垣間見れるほどユニクロ公式HPなどでもアピールされている素材なのだ。
マスクに採用されているエアリズム素材とは
このエアリズムマスク、商標にもなっているエアリズムは、今回の紹介記事の要となる素材だ。そんなエアリズム素材についても触れていきたい。

エアリズムの快適機能を上げると、「風合い、救放湿性、ドライ、接触冷感、ストレッチ、抗菌防臭、消臭、通気性」と大まかに紹介されています。細かく分類すると、通気性とUV機能に関しては、エアリズム素材と他の素材の組み合わせによって対応の有無が変わるようだが、新発売となるエアリズムマスクのプロモーション映像と公式HPでの紹介を確認するとすべてに対応する構造となっているようだ。

筆者として、夏マスクの最大課題とされる「熱気や蒸れ」に対してもエアリズムは有能な性能なことが紹介されている。特に汗や湿気を吸収して乾かす素材。高い救放湿性により、なめらかな着心地が一日中続くとのこと。
ユニクロが特許出願するほどの高い防御性能の実現
ある意味当たり前のことと思われがちだが、「不織布マスク」と「洗濯することで再使用可能なマスク」の大きな違いはマスクの防御性能が大きく違う点が上げられる。
不織布マスクは使い捨てで、1枚当たりの単価が安く防御性能が非常に高い点が最大のメリットとなっている。特に使用後に付着した菌付きマスクは文字通り、捨てて新しいマスクを使用するため衛生的なのは書くまでもないことだ。
そんな、不織布マスクと違い「洗濯することで再使用可能なマスク」は、素材として付け心地を優先すると防御性能が落ちる点。また洗濯をすることで繊維崩壊が起きることで、型崩れやマスクとしての防御性能を維持しにくい点がデメリットとされてきた。
ユニクロ自慢の防御性能の秘密
アリズムマスクの3層構造の中で、真ん中に位置する「高性能フィルター」は、飛沫・細菌やウィルスが付着した粒子、花粉などをブロックする性能を有しているそうです。
なかでも、BFE99%カットを誇る高性能フィルターとなっています。このBFE99%カットとは(Bacterial Filtration Efficiency)の略で、バクテリア=細菌のろ過効率のことを指しています。
もう少しわかりやすく解説すると、3μmほどの細菌を含む粒子を捕集出来るのかを表しています。花粉やくしゃみなどによるウィルスの飛沫(ひまつ)を1%しか通過させない性能ということです。
洗濯後も効果が維持する高性能フィルター
ユニクロ自慢のエアリズムマスクは、中性洗剤を使用し20回洗濯後、専門機関テストにてBFEろ過率95%の維持率を確認されています。新品状態から比べるとBFEろ過率は、低下しますが脅威の95%維持は驚くべき数字なのではないでしょうか。
これだけの性能を有しているマスクでありながら、エアリズム素材による付け心地を実現しているマスク。やはり日本人としては、不織布マスクのような高性能な防御性能が捨てがたく使用していた消費者も、エアリズムマスクであれば一定の防御性能が見込まれるため、おすすめのマスクだと思います。
メッシュ素材採用によるメリットは
3層構造の一番外側に面する素材として採用された素材、それがメッシュ素材となっている。このメッシュ素材に関しては、ユニクロ公式ページにはあまり触れらておらず、UVプロテクション機能を有し、紫外線を90%(UPF40)カットします。との一文説明があるだけだ。
そんなメッシュ素材には、実は大きな役割が存在している。アパレル用語では、生地表面に穴が開いている生地で、特徴としては、通気性・放熱性などに優れているそうです。
未発売マスクのため、詳しく形状までわかりませんがユニクロでは、トリコット織りが採用した構造となっている模様。このトリコットとして大きな特徴は、伸縮性と形状保持や通気性に非常に優れていることです。
ユニクロとしては、第一に「つけ心地」を最優先としているため、この外側の素材がこのエアリズムマスクのキーポイントとなのが分かります。
エアリズムマスクを自作する人も
先月ころより、ユニクロがエアリズムマスクの発表を匂わせていましたが、中々販売決定の告知が無くモヤモヤしている人もたくさんいたのでは無いでしょうか?
そんなユーザーが、実はユニクロのエアリズム素材のTシャツを加工して自作のエアリズムマスクを作ってしまった人もいるようだ。
ユニクロが販売する、3層構造のマスクと同様ではありませんが、エアリズムの「つけ心地」を最大限、体感することが出来るマスクとなっている。防護性能などにこだわりが無い人であれば、人気殺到によるマスクが手に入りにくくなる状況も想定されるため、このような自作マスクもおすすめだ。
気になるエアリズムマスクの値段と販売方法
子供から大人まで幅広い年齢層まで対応したサイズを用意している、エアリズムマスク。Sサイズ(小学生以上の子供が目安)、Mサイズ(小さめがお好みの成人用)、Lサイズ(一般成人男性用)の3種類。

販売方法は、日本国内のユニクロ店舗とオンラインストアにて継続的に販売となります。
なお、初回のみ「お一人様各サイズ1パック、計3パック」の購入制限となっているようです。また、初回販売後は、当面毎週50万パックを継続的に生産する計画となっているようです。
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