コロナ禍の影響で品薄になり転売や価格上昇の影響を受けていた商品があるのをご存じだろうか。そんな価格上昇を続けていた商品は、マスクや消毒液のほか自粛の影響による需要増加も伴い、任天堂スイッチなどのゲーム機などまで影響を及ぼしていた。そんな価格上昇が8月後半頃よりようやく落ち着きを見せ始めている。
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大きな影響を受けた任天堂スイッチ
コロナ禍による影響で、生産拠点でもあった中国工場の生産減少と同時に「あつまれどうぶつの森」の大ヒットなどが重なり、2017年3月の発売から数年たった今でも非常に人気沸騰しており、本体が中々手に入らない状況が続いている。
このような要因が重なり、任天堂スイッチの供給・販売経路が限られることにより気軽に手に入る家庭用ゲーム機との位置づけが危うい状況と大きな影響を受けていました。また、この影響により転売屋などが任天堂スイッチを買い占める状況も大きな影響の一つとなりました。
「どうかお願いします」。転売ヤーからSwitchを買わないで。
任天堂スイッチの転売状況が好転した要因の一つが、7月後半に話題となったTwitterでの呼びかけだ。家電量販店で働く男性がツイートした内容が話題となり、転売屋から商品を買わないようにとの運動が盛んになった。
このTwitterでの呼びかけの影響もあり、任天堂スイッチの転売が減ってきており、メリカリやヤフオクなどでも転売商品が少なくなってきている。また、珍しく毎週月曜日に任天堂スイッチを抽選販売していたヨドバシカメラでは、抽選販売のアナウンスが無く、店舗販売が一部再開しているとのニュースも出てきている。
マスク需要は依然高い状態が続いている
コロナ禍で最大の品薄を招いたマスクは、不織布マスクなど非常に手に入りにくい状況が続き、政府がテコ入れをおこなった後も世の中では混乱が続いたのは、記憶に新しいところだ。
このような状況により、政府では「国民生活安定緊急措置法による転売規制」により、マスクやアルコール消毒製品の転売を禁止を閣議決定となった。
参考ページ:https://www.city.chitose.lg.jp/fs/9/5/7/6/1/_/price_measures_200525_0001.pdf
この規制により、転売による買い占め需要が減り続けたが、コロナ禍による影響により低価格マスクの販売がほぼ無くなっている現状だ。
大手家電メーカーとして有名なシャープがマスクを製造販売しているが、8月現在でもマスクの抽選倍率は100倍近くを維持している。
人気マスクの抽選・販売も話題に
8月現在、値段を気にしなければどこでも買える状況まで市場が回復したマスク。現在は、マスク本体の質が非常に消費者として注目しているポイントの一つとなっている。不織布マスクのような使い捨てのほか、洗って繰り返し使えるマスクなども注目の的となっており、抽選でしか手に入らないプレミアムマスクが存在する。
Amazonなどでは低価格マスクが売られているが
Amazonや楽天などの通販サイトでは、一時マスクの販売がほとんど無く、入荷しても数万円の高額販売が続いていたが、最近では、ようやく低価格マスクが取引されるようになってきた。
このような低価格で取引されるようになったのも、転売屋が買い占めたマスクの販売が出来なくなった要因も大きいが、中国でのマスク輸出規制が緩和されたのが大きいようだ。
マスク・消毒液などの転売禁止解除による値段沸騰の可能性
コロナ禍の影響によるマスク・消毒液の転売禁止が8月29日に解除される見通しとなっている。この影響により、値段沸騰が再発する恐れが懸念されている。
参考、日テレNEWS24
SNSなどを中心に、マスク転売の懸念の声が非常に多く、特に高品質のマスクが買い占められる可能性が非常に高いのが現状となっている。また、国内にあるマスクメーカーによるとメーカーの在庫は、十分では無いとの声も聞こえてくる。
マスクなどの在庫速報.comによると、マスク1枚あたりの最低価格は50円前後と国内マスクの価格はそこまで下がって無い状況もあり、再び転売により買い占め・高額販売の流れとなる恐れも十分に考えられる状況だ。
フリマアプリやオークション販売がどうなるか
メルカリやヤフオクなどを始めとした販売サイトでは、転売を防ぐため規約などによりルール化されているマスク・消毒液。今後、規制解除となった後も引き続き運営側で出品禁止の対象として継続する可能性も大いに考えられる。このような中で、ヤフーのネットオークションでは、(広報)「出品禁止の解除は慎重に判断したい」との回答となっている。
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